確定申告が間に合わない,納付ができないときの,時間の稼ぎ方。

 

確定申告書の提出が間に合いそうもない。
申告書の提出はしたけれども、納付するだけのお金がない。
このような場合の対処法といいますか、「とりあえずこうしましょう」というところを書きます。

確定申告が間に合わない

確定申告書の提出が期限までにできそうもないとき。
まずは税務署に電話しましょう。
「確定申告書を提出する意思はあるよ」と伝えておくことが大事です。

期限間際になって申告書作成依頼を受けた税理士も「こりゃ間に合わん」となれば電話します。

納付できない

納付できない場合。これもまずは電話です。
そうしますと、「税務署に来てください」という話になるかと思います。

そこであらためて話し合いになります。
「じゃあ分割なら納められそうですか？」
「毎月いくらくらいなら納められそうですか？」
という具合に、まずは　延納どうでしょう？　です。

場合によっては「1年待ちますね」となるでしょう。
1年待って、さらに場合によっては「もう1年待ちましょうか」となることも。

いずれにせよ、納付が苦しいときは放っておかず。
期限をすぎる前に電話して、状況を聞いてもらうことです。

税務署の人はキホンやさしい

税務署の職員って、基本的にはやさしいです。
税理士とか、税理士事務所の職員には冷たい人でもｗ　そうじゃない納税者の人にはやさしい。
地元の市町村役場の職員さんがやさしく対応してくれるあの感じです。

だから大丈夫。
知らせないほうがよほどリスクあります。

無申告はバレるよ！

最後に。無申告はバレます！
税務署は無申告の納税者さがしに、並々ならぬ労力をかけていると聞きます。
面倒でもちゃんとしましょう。
税務署側が計算する「決定」になっちゃうと最悪ですよ。。

Writer｜田中雅樹（税理士）

●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当（2019年4月～）
●FM-FUJIラジオ出演（1年に1回ペース）、ブログは毎日。