学校の言うことを信じすぎた,とは?税理士講座のはなし。
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資格試験の合格のため、講座ビジネスを行っている会社や学校法人があります。
受講のために支払うお金は、決して安い金額ではありません。
費やす時間や労力も、試験の難易度によってはかなりのもの。
結果が出なければ恨み節になるのももっともです、が。。
ちょっと気になる「信じすぎた」という言葉。ダメだった後、発しちゃっていませんか?
第66回(2016年)の国税徴収法
トップタイトルのとおり、税理士講座(税理士試験)の話で恐縮ですが。
2016年の税理士試験。国税徴収法という科目の問題作成を担当した国税職員の試験後コメントが痛烈でした。
「指導される機関は、正しい指導をしてほしい」
というものだったのです。
要するに、「法律の解釈が正しくない講義をしていた学校があるね」ということ。
出題者がそう考えざるを得ない相当数の御回答があったということですね。
ここまで来れば「学校を信じすぎた」という言葉が出て当然。
スッと世の人々にとおるでしょう。
誰かが責任をとってくれるわけじゃありませんが。。
まちがった「信じすぎた」
ではとおらない「信じすぎた」とは何でしょう。
まずは「出題予想」についてです。
「今度の本試験にはコレが出る!」というやつですが、こんなものは当たるも八卦当たらぬも八卦です。
外れて当然。当たったらたまたま。コレ以外の何モノでもありません。
予想が外れたからといって「信じすぎた…」は、責任を外に押し付けているだけですから止めておこう!
「法人税法」という科目に関しては、いわゆるBランク・Cランクから出ると思っていますw
正しい「信じすぎた」
正しい「信じすぎた」は、最初のブロックに書いた学校側の誤り。
もうひとつは、勉強の取り組みかた。順番でしょう。
たとえば講師が「まずはこの時期、計算ですよ!」と言ったとします。
でも「わし、理論のほうが苦手なんじゃけど…」と自己分析できているのなら、迷わず理論に注力すべきです。
「まずは計算」はその講師の成功体験でして、みんなに当てはまるハズがないでしょうと。
そういう「信じる」は、半分は講師のせいと言っていいかもしれません。
残り半分は自分のせいですけどね。
出題範囲はキホン信じる。でも…
「一定の点数をとれば合格」という試験ではなくて、上位●●%が合格という競争試験。
競争試験は、資格スクールなどが提供する問題をやっておけばじゅうぶんです。
だって「競争」です。点数を積み上げる勝負ではありません。
全体的に難易度が高い試験だったら、いかに基本を取りこぼしなく拾うか。これにかかっています。
試験前におさえるべき基本は山ほどあり、重箱の隅に当てるヒマ(学習時間)はありません。
世の中、みんな忙しいんですよ。
ただし、注意しないといけないこともあります。
某アルファベット名の資格スクール。2010年代後半、「研究不足がすぎる!」と言われて仕方ないくらい、相続税法の合格率が低かったんですね。1年や2年という話ではなく。。(2019年、2020年あたりは知らないですが。。)
2016年の直前期コースで通っておりましたが、「力入れるところ、的外れでは…」と感じたものです。
と、ちょーっとだけ注意喚起をさせてもらったところで、「基本、信じましょうね」と言わせてください。
検討を祈るッ!
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
久しぶりにある方(同業者)のブログを。
「いやー勉強しておられますなー」という感じ。刺激いただきました。
昨日の1日1つ
●しゃべりまくって喉ガラガラ
今日のラジオ
●火曜キックス(続き)