経理,確定申告,いつ誰に聞いたらイイんですか。税理士以外のこたえ。
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年に3回くらい、税理士会が主催する相談会の相談員をしています。
ある日の相談会での質問。
「わかりました、ありがとうございます。今後またわからないことがあったら…」
に続いた言葉に、むぅ… となりました。
だれに聞いたらいいんですか?
育休中に自宅でできる副業を始めて、確定申告の相談に来られたかた。
それまで年末調整で終わっていたものが、自分で確定申告しなくてはならなくなる。。
そりゃ「誰に聞いたらいいの?」となりますよね。
ワタシも東京の会社をやめたあと、確定申告しないと損するのに、源泉所得税で終わってしまった年があります。
ブラックボックス過ぎて、何をどうしたらいいのか分からなかったのです。
話しを戻しましょう。
本題は、そんな話しをどこで(誰に)聞いたらいいのかです。
- 税務署
- 税理士会の無料相談会
- 某ラジオの電話相談
- 商工会(商工会議所)の会員になる
3つ目は山梨のFMラジオ局の1コーナーの話しです。
4つ目は、どの程度の回答が得られるか、対応した方によるでしょう。
ま、それは、税務署でも無料相談会でも似たところはありますけれど。最後のブロックにこれらのデメリットを書きます。
税理士はダメなの?
おそらく上のかたの質問は、「無料で」という隠れた前置きがあったでしょう。
なので「税理士」とは答えませんでした。
相談できる税理士がいればラクなのは(≒手っとり早いのは)確かです。
とはいえそこにお金はかかるワケで。。
『税理士にアウトソースしたほうが安い』となるには、ある程度の売上(利益)があってからになるでしょう。
「最初から税理士」、ぜんぜんアリですが、得体の知れないものに払いたくないし・高いし と思っちゃうのが通常の心理だと思います。
自分でしらべる
税に関する本がたくさん出ています。
また、ネットでもある程度のことは調べられます。
オススメは本
オススメは「本でしらべる」ことです。
知りたいことが書かれていそうな本を買ってきて、自分に必要そうなページからながめてみることです。
入門書っぽいものを選んだとて、最初のうちはちょっと難しく感じるでしょう。
それでも慣れるまではちょっとガマンで。
相談会などのデメリット
本である程度のことを学んでおくことをオススメしたいのは、長く商売を続けるため。
相談会などでは不足することが多いからです。
まず税理士会の無料相談会(と、某ラジオの電話相談も)。
これはキホン、個別具体的な相談はNGです。
一般的な質問を受け付ける場だからです。
「申告書つくってくださーい」は完全にNG。
「申告書つくってきたのでチェックしてくださーい」もNG。
相続税の「財産評価をしてくださーい」もNGです。
理由としては、税理士のメシの種だから! などの事情があります。
税務署は、聞かれたことに答えるのみ。
提案はしてくれないと考えておきましょう。
商工会・商工会議所は、聞くところによれば、ものすごくたくさんの質問が集まる場所。
とはいえ、職員のかたたちはプロではありません。
確定申告書(所得税・消費税)の作成は、割と安くやってくれます。
…が、節税になるような提案はキホン無いです。
まとめ!(+アルファ)
- 本で「確定申告」と「確定申告のためにすべきこと」を知っておく。
- 相談会などでは、聞きたいことを整理してのぞむ。
「それは税理士にお金払って相談してください」となることも想定しておく。(その場合は、そこで聞くことはあきらめてくださいませ…)
「録音していいですか?」は、無料相談会ではオススメしません。
聞かれる側は良い気はしないものですから。
やるならコソッと。。あくまで復習用ということで。
【専門家にたのむメリット】
税理士にお金払って聞いたら、税金やすくなって、トータルで出費へらせた!
ってケースは少なくありません。
いちばんは、時間を買えることですね。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当は開業時よりすべて所長が行うスタイル。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
●山梨日日新聞「セミナー暮らしと税」年3~6回担当。
本日記
コロナで長らく見送られていた相談会でした。
台風一過で30度にせまる暑さ。
相談会については「責任の所在」が問われることもあり、今後について、ちょっと考えてしまいます。
昨日の1日ひとつ
- I LOVEみんなのどうぶつ園(日テレ系ライブ配信・Tver)
- 30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい