コミュ障の原因は前頭葉?『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』
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先月の発売日以来、ずっと気になっていたこの本。
ようやく読みました。
その気になる中身ですが、テクニック的なことが書いてあるだけではありません。
著者さんが長年行ってきた行動分析や、脳みその働きかたなど、裏付けがキッチリされています。
もっと早く読んでも良かった!
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本日の税理士会総会の懇親会には出られませんでしたが、次回の大人数の場でためしてみたいこと満載の本です。[/speech_bubble]
席の並びが重要(左ななめの法則)
目標はナンバー2
この本の目指すところは、4人以上の席でのナンバー2です。
ナンバー1は、好き放題しゃべりたいことをしゃべる人。
ナンバー3は、ナンバー1に憧れるだけの人。
ナンバー4は、まったく輪に入っていけない人。
このナンバー1から話しを振ってもらう機会が多いのが、ナンバー2です。
ナンバー2の位置取り
ズバリ!
ナンバー1から見て、左ななめ前の位置がゴールデンポジションです。
次の図を例に考えてみましょう。
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↓真ん中の茶色の四角形はテーブルです。そして、Aさん・Bさん・Cさん・Dさんの4人。
この場を仕切るナンバー1がCさんだとすると、Cさん目線で左ななめ前はBさんです。
Cさんが一番話しを振りやすい位置が、Bさんの座る位置ということです。
では、ナンバー1がAさんだったらどうでしょう。
Aさんから見てDさんは右ななめ前。左ななめ前は誰もおりません。
この場合、より「左ななめ前」に近いのはBさんです。
つまりBさんの席がベストポジション。
この後のBさん
ナンバー1から受けたパスは、Cさん、Dさんにまわします。
まずは、お互い「左ななめ前」の関係にある、Cさんが良いです。
良さそうで良くないのが真横
真横というと、距離が近く、一見よさそうです。
しかし、残念なことに視界に入りづらい。。
2人であれば良いのでしょうが、4人以上では不向きです。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]集まった中に、たまたまナンバー1がいない場合はどうしたらいいか。
そんなケースについても、この本に書かれています。[/speech_bubble]
前頭葉を活性化せよ
著者の岩本氏によれば、
なんとか話しに入らなければと考えているうちはまだいい。
あきらめてしまうと、前頭葉の活動が鈍ってもうムリ。
であると。
(かなりわたしが要約しています。)
まずは「あきらめないこと」が大事なんですね。
さらに、前頭葉を活発にする方法も紹介してくれています。
それがコチラ。
- 枝豆
- レモンティー
- 指まわし
指まわし
指まわし、これだけで伝わるでしょうか。
↓手順です。写真が撮れたらいいのですが、両手使うので撮れません。。
- まず左手・右手、それぞれ5本の指先をくっつけます。
(親指は親指と、人差し指は人差し指と… という具合に。) - 親指だけ離し、他の指先はくっつけたまま
→両方の親指を回す(向こう側、手前側、両方です。) - 人差し指だけ話し、他の指先はくっつけたまま
→両方の人差し指をまわす(向こう側、手前側、両方です。) - 以下、中指、薬指、小指、も同様に(中指・薬指は慣れるまで難しいです。)
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]レモンティーについてですが、そもそも紅茶がイイとのことです。そして、レモンが入るとなお良し。
コーヒーばかり飲んでいるわたしですが、レモンティー飲みたくなってきました。[/speech_bubble]
たまに席を外す
トイレなどと断りを入れて、席を離れるのも効果的です。
たとえば、Apple社の欠けたリンゴ。
岩本氏によれば、この欠けた部分がミソ。
このリンゴを見た人は、無意識に欠けた部分が気になるのだとか。
つまり、意図して欠けたリンゴを会社のシンボルにしているわけですね。
(当たり前か。。)
話しを戻します。
4人で囲っていたテーブルも一緒で、席に残った人たちは、席をを外している人のことが気になります。
気にしてもらったところで、席に戻るワケですね。
あきらめたくなったら(ダメ元で)、気分転換も兼ねて、席を外してみましょう。
他には距離感などについても
距離感、大事ですよね。
知った風なこと書いておりますが。
(;^ω^)
そして、上に書いたこと以外にも、岩本氏の調査と経験をもとに、科学的な解決法を提案してくれている本です。
わたしもそうなのですが、多人数の席が苦手な人にはおススメです。
プラス、わたしの経験上思うこと
例えば消防団全体の飲み会だと、けっこうな人数になります。
4人どころではありません。
十数人とか、数十人とかいうレベルです。
このような場合、話題に入れないでいる人をまず探す。
席を移動できそうなら、移動して話しかけてみる。
(撃沈の可能性もありますが。)
もし撃沈(=ほっといてくれという反応)しても、岩本氏が書いているとおり、ナンバー1、2、3と順位がつくのなら、チャンスは他にもあるハズです。
つまらない、時間がもったいないと思ったら撤退
「がんばってまで輪に入る必要は無い」と思ったら、撤退がいいでしょう。
お酒の席で後払いであれば、幹事をつかまえてお金を預ける。
元も子もない結論ですが、その場にいることがムダだと思ったら、帰ってもいいのではないかと。
「空気を読まずに」ではなく、空気を読んだ上で(適当な理由をつけて)撤退しましょう。
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執筆後記
高校2年・3年のときのクラスメイトが税理士になっていました。平成22年の登録。まったく知らなかったのでビックリです。
おそらく向こうも(今日気づいていれば)ビックリしたでしょうね。
昨日の一日一新
testosterone氏の電子書籍