サラリーマン増税はどうなったのか
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かつて世間をにぎわし、かなりの反感を買って岸田首相がとり下げた「サラリーマン増税」。
話が再度出てくるとすれば、衆院選・参院選が1回ずつ終わってからなのでしょうね。
給与所得控除額の縮小と、通勤手当などの非課税枠縮小
さて、そのサラリーマン増税とはなんだったのか、復習からまいりましょう。
タイトルに書いてしまっていますが、
●給与所得控除額の縮小
●所得税の(通勤手当などの)非課税枠の縮小
などですね。
本当にわかりやすい増税です。
選挙後か
一度頓挫したことで昨今はとんと聞かなくなったサラリーマン増税。
もう1回議題に上がるとしたらいつでしょうか。
まず考えられるのは、冒頭でも書いた選挙後。
衆院選・参院選という大きなところを終えてからでしょう。
選挙前にやっちゃったら、いくら時の与党といえど、負けてしまいますからね。
しかし物価高。しかし…
賃上げ税制ひっさげて企業側に給与アップを押し付ける政府与党ですが、給料上げさせておいて増税ではあまりに印象が悪いです。
しかも物価高に円安ですからね。
やっすい円をもらうのに手取り減らすような増税策を持ってこれるのかどうか。
サラリーマン増税には「日本の会社員は恵まれすぎている」という背景があるようですが、そもそもの給与水準が世界的に低いですからね。
とはいえとはいえ、ぶっ込んでくるのは選挙後ということになるでしょう。
2025年12月に世に放たれる税制改正大綱で、この懸念が現実にならないことを祈っています。
Writer|田中雅樹(税理士)
●単発相談担当・税務顧問担当はタナカ本人です。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
2024年都知事選、石丸伸二候補の得票数が100万票を超える可能性が高くなってきたとか。
投票日が6日後ですから、もうちょっと伸びて120万票なんてこともあるかもしれません。
傍観することしかできない身ながら結末が楽しみです。
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