全経・相続税法3級の合格率が低い理由は、問題集がないから
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全国経理教育協会という組織が行っている『相続税法能力検定』という試験。
この「3級」の合格率が低い理由は、対策テキストを出版している会社が1社のみ。問題集に至っては、まったく出版されていないからでございましょう。
まずはインプットだけれど…
学校であれば教科書。
資格試験ならば市販のテキストなど。
まずはこれらを読んで、何たるかのインプットをすることになります。
読んで「あぁ分かった!」と思うわけですが、この「分かった」が曲者です。
勉強に必要なアウトプット
読んで「分かった」気になって問題を解いてみますと、これがけっこう出来なかったりします。
問題を解いてみて初めて身につくわけでして、同時に、忘れにくくもなります。
資格試験に合格しようともなれば、読むだけでは難しいでしょう。
全経・相続税法3級のテキスト
唯一、ネットスクール社から「2・3級」用として、テキストが出版されています。
2021年までに、まだ4回しか開催されていない試験ですから仕方ないのでしょう。
中身を見ますと、まぁ演習問題の少ないこと。
全経の公式サイトで1回分の過去問(PDFファイル)が300円で買えます。過去問題集が出版されるまでは買えるだけ買って、対策するのがよいでしょうね。
アウトプット命
他の税法科目3級の合格率を見ますと、相続税法ほど低くありません。
問題集も過去問題集も、しっかりそろっているからでしょう。
過去問を見る限り、決して難しい問題ではないのですが。。
アウトプット出来ないことがいかに不利なことか、垣間見えた気がしました。
以上、3級なんて楽勝かと思いきや、苦戦する学生たちを見た講師の「目線記事」でした。
Writer|山梨県の税理士 田中雅樹
●お客さまの担当者はタナカです。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
本の整理整頓が一段落しました。
理想はミニマリスト的なところにあるのですが、ひとまずは収納です。
ここからは消化を!
…と思いながら、ゲームも溜め込んでいて、間に合っていません。
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●火曜キックス