全経税法検定の作問者さま、あまり気合を入れないでください。
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2023年2月5日は全経税法検定の実施日でした。
2022年10月実施分もそうでしたが、作問者の気合が入りすぎているように見受けられて今後が不安です。
所得税3級で範囲外からの出題
2023年2月実施(第111回)の所得税3級で範囲外からの出題がありました。
理論問題で3題。計算問題で2題です。
計算問題については、その2題のお陰で後ろに影響があり、全部で4箇所について全員正解とするとのこと。
これ、ラッキーだと喜んでいいのかどうか。。
非常勤とはいえ教壇に立たせてもらう立場からすると、あんまり気合を入れて作問してくれるな…と。
明らかに過剰な気合いで、過去未出題のものを出してやろうという暑苦しさを感じます。
テキストによっては対応が。。
範囲外は論外としても、2022年秋からの検定の難化は明らかでして。。
テキスト(出版社)によっては対応ができず、講師側としては頭の痛い問題です。
さらに書きますと、税制改正に引っかからない「3級」「2級」のテキストはずっと焼き回し。
今後検定の難化に合わせて更新してくれるといいのですが、果たして。。
全経が出版各社にちょっと言ってくれないもんかなぁと思いますが、期待しちゃダメな気もします。。
(協●社の法人税2級テキストでは、111回同検定の交際費等に正解できません…)
消費税が一番なぞ
2022年秋の消費税3級。
ここで軽減税率が初登場しました。
いつも95%はあろう合格率がw この回は50%だったのです。。
軽減税率、確かに3級の出題範囲には入っています。
でも同上の出版社テキストではノーマーク。。
そしてその次回に当たる2023年冬回(第111回)の消費税3級は、軽減税率登場せず。。
(合格率低くなりすぎて慌てて元に戻したんでしょーか)
なんにせよですね。
全経さんには「ベタな基本をおさえているかどうか」をはかる試験にしていただきたい。
難問は1級に譲ったらいいですし、なんでしたら税理士試験に譲ったらいいと思うのです。
いやーもうホント、頼みますホントに。
Writer|田中雅樹(税理士)
●担当者はタナカ本人。
●社長の「こうしたい」を取り入れた問題解決を提案する。
●山梨県内の専門学校・非常勤講師として『租税法』を担当(2019年4月~)
●FM-FUJIラジオ出演(1年に1回ペース)、ブログは毎日。
本日記
2022年分(2023年3月提出分)確定申告書の税理士署名欄。
21年分まではずっと第一票だったのに、22年分は第二票に移動していました。
2008年までも第二票だったらしいですが、いやーそうだったっけ?って感じです。
(当時は税理士じゃないし、完全に他人事欄だったからでしょうかw)
今日のラジオ
●金曜キックス(後半)
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