簿記を勉強することは人生の転機にもなる<2017.2.19更新>
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「田中さん、複式簿記って知ってます?」
5月にある人にかけられた言葉です。
今年の税理士試験がうまくいけば税理士として独立するつもり と、その人には言ったことがありましたし、その質問に絶句してしまいました。。
(複式簿記を知らなかったら、仕事になりません。。)
「税理士」という職業も、「簿記」という技術も、世間一般になじみの薄いものである ということですよね。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]山梨県で税理士として開業予定のタナカです。わたしにとっての「簿記」は、本当に転機となりました。[/speech_bubble]
簿記は世界を広げる
私が初めて簿記を勉強したのは27歳のとき。
もうかれこれ、14年も前のことです。
キッカケは、当時働いていた会社(いわゆるブラック企業です。)が、日商簿記3級の取得をすすめていたからでした。
その会社で経理の職につくことはありませんでしたが、取引先が起こしたトラブル解決に、簿記の知識(このときは減価償却の考えかた)が役立ったことがありました。
簿記の知識は、会計事務所の職員や、一般企業の経理の人 だけに必要なものではありません。
簿記(経理)の視点を持つことができれば、例えばサラリーマンだったら、
「こいつ、できるやつだな」
と、上司に思わせる機会があるかもしれません。
数字を読むことができれば、説得力をもった話をすることができる場合があるからです。
少なくとも、簿記をやったことがない人が簿記を勉強して、
「損した!」
なんて思うことは、絶対にありません。
(もしそう思ったら、それは勉強に挫折して、時間とお金をムダにしたとき。)
社長、事業主 には絶対必要
決算書が読めない社長、けっこういます。
確かに会計事務所に任せておけば、ほぼ間違いはないでしょう。
でも「ほぼ」です。
実際はやらかしていることもあります。。
(税理士も人間ですし、税理士資格のない職員さんが担当していることもありますから。)
簿記を知らない(=決算書が読めない) 社長は、正規の報酬を税理士に払って、税金を余分に納めているかも知れません。。
安くない報酬を払って、税理士の話しが分からないのも、もったいないですよね。
(分かりづらい話しをする税理士が一番悪いですが。)
決算書が読めると会計事務所のミスに気付く、という単純なものではありませんが、世の中知っていて得をすることはあっても、その逆はなかなか考えづらいです。
[speech_bubble type=”fb” subtype=”L1″ icon=”ORE.png” name=”タナカ”]理論武装 という言葉がありますが、簿記は社会人の理論武装の第一歩 と言えるのではないでしょうか。[/speech_bubble]
まとめ
簿記を勉強することで、世界が広がる。
(僕の場合は、ブラック企業を辞めるキッカケのひとつでもあります。)
モテるかもしれません。
(僕の知らない例ですが。。)
損することはありません。
知らずに損をすることはあると思います。
簿記とのつき合い、税法とのつき合い<’17.2.19追記>
簿記とのつき合いは14年。
税法とのつき合いは、実務経験が8年あるとは言え、一番みっちりやったのは受験生時代のうちの一部で4年前から。
ぜんぶに強くなるのは無理!
相続税がんばります!
あと、税理士と顧問契約むすんでいない個人事業主の力になりたいので、所得税やれればいいかなぁ。
|д゚)
【編集後記】
簿記と出会ってから14年。あっという間です。
税法の勉強をするようになってからも、簿記(主に仕訳)はずっとそばにあるという感じです。
(相続税は関係なさそうで、一部の財産評価に必要です。)
【一日一新】
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